
ふつうのデータ基盤移行 - Part 8. 総集編
このポストについて データ基盤移行について書いていくシリーズの最終回です。 シリーズ一覧はこちらから。 前回 Part 7. ELT 処理移行編では最も苦労した ELT 処理の移行について書きました。 ELT 処理の移行が終わり、データ基盤移行としては一区切りついたので今回は総集編です。 Part 1 の冒頭で「データ基盤移行について書かれた技術ブログは割とさらっと書かれていることが多い」「本当は記事に表れていない辛さや工夫などがあるはず」と書きました。 そこから2年近くかけて7本の記事を書いてきましたが、どうだったでしょうか。 少なくとも辛さはそれなりに伝わったのではと思います。 このポストではシリーズ全体をざっと振り返りつつ、途中の記事で今後の課題として挙げていたこと、そして終わった今だから言えることを書いていきます。 初めてこのシリーズを読む方はまずこのポストで全体像をつかんでから、気になる回を読んでいただくのがいいかもしれません。 移行の全体像 組織と前提 改めて、どういった組織におけるデータ基盤移行なのかについて。 社員規模: 〜100名 web 系の B2C ビジネス データチームの構成 マネージャ: 1名 (データエンジニアリングの経験はほぼない) データエンジニア: 2〜4名 (時期によって変化) 意思決定プロセスは JTC 感があり、人員的にはまあまあきびしい。 よくある中小 IT 企業のよくあるデータ基盤移行です。 Before / After 移行前後のアーキテクチャを並べるとこのようになります。 旧データ基盤 新データ基盤 storage S3 S3 table format Parquet Delta Lake SQL engine Athena Databricks SQL ETL / ELT Glue Job (PySpark), Athena dbt (Databricks SQL) workflow orchestration MWAA (Apache Airflow) Lakeflow Jobs data catalog / メタデータ Glue Data Catalog, OpenMetadata Unity Catalog, dbt YAML IaC CDK Terraform ざっくり言うと AWS のサービスの寄せ集めから、Databricks + dbt を中心とした構成になりました。 各要素の選定理由については Part 2. 技術選定編、Part 3. アーキテクチャ編をご参照ください。 ...







